NEWS

2017/10/30 13:41


美容に欠かせないエンザイム

エンザイム(Enzyme)=酵素 とは、生体内で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子です。

酵素は生物が栄養を消化する段階から吸収・輸送・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程に関与し、ヒトが栄養を変化させて利用するのに欠かせない、生命活動の基本要素が酵素です。

 

生体内で活躍する酵素は、5000種類以上あるとされ、体内で使われている酵素の約3000種類は腸内細菌の働きによるものです。細胞が作り出す酵素、食べ物として摂取するものがあります。酵素には、体内でつくられる体内酵素:消化酵素・代謝酵素と、食物を通して摂取する食物酵素があります。体内酵素は、栄養素を摂り込むために必須の消化・吸収分野です。たとえば唾液の中に含まれているアミラーゼはでんぷんを分解し、胃液に含まれているペプシン(プロテアーゼ)はタンパク質を、膵液の中にあるリパーゼは脂肪を分解します。そして、健康維持や身体組織の修復に関するもので、代謝酵素が活躍する分野です。細胞の再生や古くなった細胞・血球などの修復、神経系やホルモン系を正常な状態に調整する役割を担っており、睡眠の促進や肥満の抑制にも関与しています。さらに、有害な物質を分解して無害なものに変え、体外に排泄するという重要な解毒作用をしています。体内の解毒器官である肝臓は、500種類以上の体内酵素を使って

毒素の処理を行います。このように酵素は、生体を維持するのに重要な役割を果たし、生きていくために欠かせない存在です。

言い換えれば、動物性タンパク質や脂質など消化に負担のかかる食べ物、食品添加物や農薬などが使われた食べ物を摂り続けることは、消化にも解毒にも多量の酵素を必要とします。消費した分の酵素は補わなければなりません。腸内環境を整え、腸内細菌の良い働きを活発にする、あるいは酵素の豊富な食べ物によって補給しなければなりません。代謝に回せる酵素が少なくなると、老化を加速させることになります。つまり、酵素をムダに使い、補充も不十分且つ腸内環境にマイナスになるような食生活を永年続けていると、老化のスピードは速まるわけです。現代の食生活で注意しなければならないのは、ジャンクフードや加工食品に偏らない事です。ジャンクフードや加工食品には、言うまでもなく化学的な食品添加物、調味料、甘味料などを多量に含みます。それらは、生体内で活性酸素を過剰に発生させ、老化スピードをより一層速め、同時に腸内環境を悪化させます。これら化学物質は、食品の流通過程で、安全、安心を求めるが故のものですが、こうした加工品には、活性酸素を過剰に発生させていることを意識しておくべきです。

ヒトは、空気中にある21%濃度の酸素を様々な経路で取り組み代謝に利用しています。そのうち約2%が活性酸素になります。活性酸素は、病原菌などを攻撃したりする重要な働きを持ちますが、過剰に発生した活性酸素は、正常な細胞を傷つけたり、脂質を酸化させて過酸化脂質に変貌させたりします。もちろん生体内には、活性酸素を無毒化するための酵素、SOD酵素がありますが、この酵素も、腸内環境が乱れていれば減少し、老化によってSOD酵素を産生する力も衰えていきます。

また、紫外線などを浴びると表皮細胞に一重項酸素といわれる活性酸素が発生しますが、これを無毒化する役目もSOD酵素が担っています。残念ながら、加齢のみならず、普段の何気ない食事や過剰なダイエットによって、美容に不可欠なSOD酵素を産生する力が著しく低下していると、日差しを一杯浴びた肌は、秋口から、シミ、シワが現れてきます。


日本古来の醗酵食品、味噌、醤油、酢、塩麹、納豆、ぬか漬け、など酵素食品を食生活にふんだんに取り入れる事も重要です。発酵は、麹菌、酵母菌、乳酸菌、納豆菌、酢酸菌などの働きで、発酵が促進された食品で、食物酵素が豊富に含まれています。発酵食品を積極的に摂れば体内酵素の補給になり、腸内細菌も活発に働いて、体の老化や病気を防いでくれるのです。


バーバンクオールは、食用のサボテン(メキシコでは、野菜として日常的に食べられています)、なかでもバーバンク種である大型のサボテンを、味噌や醤油といった日本古来の醗酵技法に特殊な技法を加味して醗酵させることで、サボテンの持つ様々な酵素を醗酵抽出して製品化されています。酵素は、熱に弱い分子なので、低温でじっくり醗酵させ、有益な酵素を取り出します。抽出されたエキスは、それ自体が醗酵物質で、お酢に近い状態です。乳酸菌や麹菌などの有効菌も含まれます。このエキスを、製薬レベルで、低温造粒によってグルコース(ブドウ糖)でコーテイングしながら顆粒に仕上げます。


バーバンクオールは、良い成分を補給するというコンセプトではなく、サボテンの有益な酵素と有効な菌を摂ることを事がスイッチとなって、自らの酵素を活性化させることを促します。